【MB】介護AI入力予測ツール「記録NAVI」の開発及び発売開始
~AIで作成した文例を選ぶだけで、介護記録が作成できます~
2019年02月01日
株式会社三菱電機ビジネスシステム(本社:東京都中野区、取締役社長:中野 隆雅)は、介護施設における介護記録の入力負荷の軽減、および記録の統一化を実現する、介護AI入力予測ツール「記録NAVI」を新規に開発し、2019年4月1日から販売を開始します。入力業務が効率化することで、介護スタッフは利用者と向き合う時間が増え、より質の高い介護サービスの提供が可能となります。
<画面構成イメージ>

※画面構成はイメージにつき実際の画面と異なる場合がございます。
<利用環境イメージ>

新製品の特長・機能
- (1) 自然言語処理(AI)による、介護記録の文例作成【特許取得:特許第6422614号】
- ・介護現場で実際に書かれた介護記録を自然言語処理(AI)で分析し、頻出する内容を文例化
- ・介護記録入力の際、ケアの内容ごとに文例が表示され、マウスやタッチパネルで該当文例を選択すると、その文例に続く可能性の高い文例候補を提示。提示された候補を選択していくだけで統一化された介護記録が作成可能
- (2) あいまい検索
- ・キーワードを入力して関連する文例の絞り込みが可能
- (3) ひらがな表示
- ・文例や作成した介護記録はひらがなも表示。外国人労働者や新人スタッフでも専門用語を確認可能
- (4) 変動項目入力支援
- ・数値、薬品名など普通の例文では対応しにくい変動項目を容易に入力可能
- (5) 辞書情報はクラウドで更新
- ・文例を含む辞書情報は、クラウド環境からダウンロードし常に最新環境で利用可能
問合せ先
株式会社三菱電機ビジネスシステム 第二事業本部営業統括部首都圏システム営業第二部(井上)
TEL:03-5309-0626/FAX:03-5309-1487
発売の概要
(1)提供価格 PC1台ごとに月額500円(税別)~
(2)販売開始時期 2019年4月1日
(3)販売計画 2020年度末までに国内介護施設を中心に1,000社
展示会出展
本製品はCareTEX2019に出展します
・会期 2019年2月6日(水)~8日(金) 9:30~17:00
・会場 東京ビッグサイト
・小間番号 東2ホール 17-19 (東京ケアウィーク2019内CareTEX2019 「介護システム東京」)
・URL http://caretex.jp/
開発の狙い
厚生労働省によると、2025年には介護職員が34万人不足すると推計されています(※1)。深刻な介護の人材不足の影響により、このままでは介護サービスの提供自体が困難になると予測されています。
このような人材不足の対策として、介護記録業務のICT化が進められていますが、介護現場では介護スタッフの高齢化や外国人労働者の採用により、ITリテラシーが高くない傾向があり、思うように浸透していないのが現状です。
また、外国人労働者や新人の活用に対しては十分な教育時間を割けず、結果として介護記録文書の記載内容が不統一・不完全となり、利用者情報の分析などが行えず次のケアに生かせないという課題があります。
そこでこのような課題を解消するために、誰でも簡単に統一化された介護記録が書ける「記録NAVI」を開発しました。
将来的には、蓄積された膨大な介護記録を解析することで、利用者の事故や病気のリスクを検知し把握できる仕組みにつなげていくことを検討しています。
※1出典元:厚生労働省「第7期介護保険事業計画に基づく介護人材の必要数について
(https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000207323.html)
動作環境
OS:Microsoft Windows 7Pro、Windows 8.1Pro、Windows 10 Pro
CPU:1GHz以上、メモリー:2GB以上
インターネット接続環境必須
会社概要
社名:株式会社三菱電機ビジネスシステム(URL:https://www.melb.co.jp)
本社所在地:東京都中野区本町1丁目32番2号ハーモニータワー
代表者:取締役社長 中野 隆雅
設立:1973年12月
資本金:4億円