ワーク・ライフ・バランス ~仕事とプライベートのスイッチの切り替え方~

日ごろから、仕事が忙しくてプライベートを楽しむ余裕がないという方も多いのではないでしょうか。仕事とプライベートを両立させることを「ワーク・ライフ・バランス」といい、プライベートが充実することで、仕事に対する意欲も向上すると考えられています。
「ワーク・ライフ・バランス」を保つために大切なのが、オンとオフのスイッチを上手く切り替えることです。プライベートの時間にも、ついつい仕事のことを考えてしまうという方は、今回ご紹介するスイッチを切り替えるポイントを実践してみましょう。

オンとオフのスイッチを上手く切り替えるポイント

オンとオフのスイッチを切り替えるポイントを5つ、ご紹介します。

【1】プライベートの予定を入れる

オンとオフを上手く切り替えるために最初にやるべきことは、休日が待ち遠しくなるような予定を入れることです。気になっていた映画を観に行くとか、家族や友達と食事に行くなど、些細なことでも構わないので、積極的に休日の予定を入れてみましょう。
心が躍るような予定があれば、早く仕事を終わらせたいという考えが働き、仕事に対する集中力や効率アップにも良い影響を与えてくれます。精神的にも安定し、物事に対して前向きに取り組むことができるでしょう。

【2】時間を意識したプランを立てる

せっかく予定を入れても実行しなければ意味がありません。仕事を効率よく進めるためにはプランを立てることが重要ですが、プライベートの予定でも同じことが言えます。プランを立てるときのポイントは、おおよその時間を決めておくことです。「10時までに家を出る」など具体的なプランがあれば、より行動に移しやすくなります。
プランによってスケジュール管理ができるようになれば、セルフコントロールのスキル向上にも役立つため、公私共に時間を意識したプラン作りを心掛けましょう。

【3】1日のスケジュールにメリハリをつける

1日の中でも仕事をする時間とプライベートな時間があります。毎日のスケジュールにメリハリをつけることを習慣にすれば、オンとオフの切り替えが自然に身に付きます。仕事が立て込んでいるときは、休憩時間もデスクで仕事をしながら昼食を食べるという方もいるかと思いますが、たとえ1時間でもしっかりと休息をとったほうが、かえって仕事が捗るということも少なくありません。
場所を変えるだけでも気分の切り替えには効果的なので、まずは仕事をする場所と休憩する場所をしっかりと区分けすることから始めてみましょう。

【4】時には仕事を断る勇気を持つ

責任感が強い人ほど仕事を頼まれると断ることができず、プライベートの予定をキャンセルしてでも引き受けてしまう傾向があります。
周りの人にとっては頼りになる存在かもしれませんが、プライベートがなおざりになると疲労を回復する時間がなく、知らず知らずのうちに体力的にも精神的にも消耗してしまいます。
責任感が強い人にとっては勇気がいることかもしれませんが、仕事のパフォーマンスを維持するために、時には仕事を断る勇気を持つことも大切です。

【5】健康に気を配る

オンとオフの切り替えを考える上で忘れてはならないのが健康です。何事にも意欲的に取り組むためには、健康な体が何よりも大切だと言っても過言ではありません。
仕事が忙しいと体を労わることを後回しにしてしまいますが、体調管理はビジネスパーソンとしても必要な条件です。今一度日常生活を見つめ直し、規則正しい生活や食事等で健康に気を配りましょう。
また、疲れやすくプライベートを楽しむための体力がない方は、日常生活の中に軽い運動を取り入れ、健康維持と共に体力アップも意識してください。

まとめ

ワーク・ライフ・バランスは多忙なビジネスパーソンにとって難しい課題かもしれませんが、仕事のためにプライベートを犠牲にするのではなく、両立させることが結果的に仕事にも良い影響をもたらします。忙しいときこそオンとオフの切り替えを意識することが大切です。
ワーク・ライフ・バランスを保ち、これから年末に向け多忙となる時期を乗り切りましょう。

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