スキルアップに効果的な大人の読書・下

前回は読書で得られる効果についてご紹介しましたが、スキルアップを目指す方であれば、本に書かれている内容を直接仕事に活かしたいですよね。
仕事に活かすための読書というと、どんなことが思いつきますか。例えば、現在の悩みや課題を解決するために本を探したり、仕事に関する内容や専門分野の本等を読まれたりする方も多いと思いますが、普通に読書をするだけでは、知り得た知識を上手くアウトプットできないかもしれません。そこで今回は、仕事に活かすための効果的な読書法をご紹介します。

仕事に活かすための読書法

本に書かれている内容を仕事に応用するためには、知識としてしっかり吸収できるまで、内容を掘り下げる必要があります。読書前の準備から、読書の後に行うことまで、具体的な方法を確認していきましょう。

・読書前の準備

読む前には、準備として「目次」と「まえがき」にしっかり目を通してから、本を読んでいきましょう。本の全体像と概要を先につかんでから、本を読み進める事で、より理解が深まります。

・熟読(3回読む)する

「目次」と「まえがき」で全体像を把握したら、次はいよいよ本文です。内容をしっかりと理解するためにも、少なくとも3回は読むことをおすすめします。1回目の読書では、気になる部分に線を引いたり、疑問点を書き込んだりしましょう。手を動かしながら読書をすることで、記憶として定着しやすくなります。
2回目は、線を引いた文章の中から、特に重要だと思う部分をマーカーで色づけしたり、フセンを付けたりしてください。重要だと感じた理由を考えながら、じっくりと厳選していきましょう。
3回目は、マーカーやフセンを付けたところを中心に読み返し、読書メモとして重要箇所をノートにまとめます。書き留めておくことで、本の要点を手軽に再確認することが可能です。

・過去の体験に照らし合わせる

要点をインプットしただけでは、仕事に応用するのは難しいかもしれません。そこで、実践に移すための前段階として、読書メモと過去の体験を照らし合わせてみましょう。
例えば、仕事に直結するビジネス書であれば、過去の失敗体験を本の内容に置き換えて、失敗した原因を検討してみたり、本の指南通りに行動したら、どういう結果になったのかというシミュレーションを行ったりします。読書を仕事に活かせないのは、知り得た情報と実作業を上手く結び付けられないことが原因です。本の内容と実体験をリンクさせることによって理解度が深まり、インプットした情報を引き出しやすくなります。

・本の内容に基づいた経験を蓄積する

読書メモと実体験の置き換えをしていると、気になってメモはしたけれど、実際に体験したことがない項目が出てくると思います。そのような項目は、業務の中に取り入れながら、積極的に実践してください。自分の置かれている状況と、本の中に書かれている状況とでは違いもあるでしょう。もし失敗してしまったら、「実体験への取り入れ方」自体を試行錯誤してみましょう。トライ&エラーを繰り返すことで、本の内容と実体験が蓄積され、仕事に活かせる知識として身に付くでしょう。

まとめ

インプットした情報をきちんと整理することと、本の内容と実務を結び付けることが、読書を仕事に応用するためのポイントです。なるべく多くの本を読んで情報収集をすることも大切ですが、世の中には数え切れないほどの本が存在しているため、全てを読むことはできませんね。自分に合う良い本に出会えたら、大切に何度も読んで理解を深めていきましょう。

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