業務効率を上げる!仕事中に眠いときの対処法について

ランチタイムでほっと一息。さぁ午後から仕事に取りかかろうと思ったとき、どうしようもなく襲ってくることがある「眠気」。眠気は大事な会議中であろうと企画書を急いで仕上げなくてはならないときも襲ってくる、厄介なものです。

普段どれだけまじめな人でも、うたた寝しているところを上司に見つかったら、イメージダウンになってしまうことは免れません。眠気に打ち勝ち、仕事をテキパキとこなす方法はあるのでしょうか?

仕事中はどうして眠くなるの?

まずは、「仕事中はどうして眠くなるの?」という根本的な問題について知りましょう。

■昼食が原因で眠くなることも
眠気の大きな原因は「昼食」にあると言われています。お昼に炭水化物を摂取し過ぎると糖質過多に陥り、血糖値が上昇。その結果、身体の中で「血糖値を下げよう」という働きが生まれて血糖値が変化し、眠気を導いてしまうのです。
そのため、昼食を取る際はお米や麺類のような炭水化物を控えるのがおすすめ。白米を少なくする、玄米を食べてみるなどしてみましょう。

■その眠気、ストレスが原因?
日中眠くなってしまう場合、ストレスが原因の可能性もあります。ストレスがたまると、脳から睡眠を抑制するホルモンが分泌されます。その結果、夜にしっかり寝付けない、夜中に目覚めてしまう、といった事態になるのです。
疲労物質が脳にたまると、脳は身体に対して常に眠るよう働きかけます。日中眠気を感じる場合、ストレスがたまっていないか自分の生活を振り返ってみることも良いでしょう。

簡単にできる!眠気を覚ます方法

日中の眠気が強い場合は食生活やストレス以外にも、睡眠に関する病気が原因として考えられます。そのため、眠気が深刻な場合は、生活習慣の見直しや、医療機関の受診をおすすめします。

しかし、食生活に問題がなく、ストレスを抱え過ぎていない方であっても「お昼を食べ過ぎて眠気が…」「大事な会議中なのに睡魔に勝てない!」という状況には見舞われるものです。今すぐ使える眠気を覚ます方法をお伝えするので、是非お役立てください。

カフェインやガムを摂取する

脳を覚醒させ、集中力を高める効果のある「カフェイン」。コーヒーのほかに、緑茶や紅茶、ココアなどを適量摂取することをおすすめします。カフェイン濃度が高いタブレットも販売されているので、「どうしようもなく眠い!」というときは摂取してもよいでしょう。
既にカフェインの摂取は実践済の方も多いかとは思いますが、摂るタイミングも重要なことをご存知でしょうか。カフェインの効果は摂取後30分程度経過してから現れると言われていますので、大事な会議が始まる時間から逆算して摂取されることをおすすめします。

ただし、飲み物にしてもタブレットにしても、カフェインの過剰摂取は身体に悪影響を及ぼすこともあります。摂取は「ほどほど」にするようにしましょう。また、ガムを噛んで脳を刺激するのも眠気を覚ます方法としておすすめです。

耳を引っ張る

耳たぶにあるツボを軽く刺激すると、身体があたたまって眠気が解消されやすくなると言われています。両手で左右の耳たぶを持ち、下にゆっくり3秒引っ張ったあとに離すことを5回ほど繰り返すと、眠気が覚めると言われています。耳たぶのツボは頭の疲れを取る効果もあるとされているので、是非試してみてください。

きちんとした姿勢で座る

猫背の状態で座っていると身体が深呼吸できない状態になり、身体に取り込む酸素量が少なくなってしまいます。また、首が前に倒れていると後頭部の動脈を圧迫し、脳に送られる酸素量が少なくなります。このように酸素量が少ない状態に陥ることで、眠気が起こると言われています。

仕事中は、「顎を引き背筋を伸ばす」「椅子の後ろまでお尻を引き、深く腰かける」といった姿勢を取るなどしてみましょう。また、可能であれば部屋の空気を入れ替え、新鮮な酸素を取り込み、溜まった二酸化炭素を追い出してみても良いでしょう。

仕事中の眠気に対する企業側の取組について

どうしても眠気がおさまらない場合、事情が許されるのであれば、仮眠を取ったり散歩に出て新鮮な空気を取り入れたりすることも重要です。
最近では会社内に仮眠室を設け、従業員に向けて仮眠を推奨している企業も増えているようです。
ちなみに、効果的な仮眠方法は下記の通りです。

・最長20分を目安に行う
・完全に横たわらない姿勢がベター
・寝る直前にコーヒーなどのカフェイン飲料を摂取(スッキリ目覚めます)
・寝過ごし防止のためにも、アラームをセットする

「目が冴えてしまい仮眠が取れない」という場合でも、目を閉じてじっとしているだけでも効果があると言われています。

このような「従業員の仮眠」制度は、海外の大手企業でも積極的に取り入れられており、眠いまま仕事を続けるよりも、思い切って仮眠したほうが仕事のパフォーマンスを上げる効果があるとされています。
その他の取組として、立った姿勢のまま仕事ができるスタンディングデスクを採用し、スタンディング・ミーティングができる場所を設置する企業もあります。スタンディング・ミーティングには会議時間を短縮できる効果やアイデアが出やすいという効果もあるため、眠気が襲ってきやすい午後一番の会議はスタンディング・ミーティングを採用するという考え方もいかがでしょうか。

まとめ

睡眠は、私たちの生活の中で、なくてはならないものです。眠いまま仕事を続けると、業務効率の低下にもつながります。日中の眠気を感じるようになった際には、日々の生活を振り返り、ストレスを減らす工夫や姿勢を良くするよう心がけることから始めてみてはいかがでしょうか。
もし、どうしても「眠い!」と思ったら無理せず仮眠する選択肢も頭におきつつ、ここぞというときにはツボ押しやカフェインの摂取をして、乗り切りましょう。

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